DUO ビーチウォーカー アフレイド 使い方やインプレ

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DUO ビーチウォーカー アフレイド

アフレイド画像

長さ110ミリ 重量27g シンキング

針は前後ともデュオのソルトウォータートレブルフックの4番が標準装備です。リングは3番。フロントのプロップはスピンベイトを彷彿とさせますがリアのビーチウォーカーのヒラメとBWの刻印入りのブレードがスピンベイトと違います。

アフレイドリアブレード

前後ともプロップだと巻いたときの抵抗が無くて操作性が悪く、泳層の調整が難しかったのでリアをコロラドブレードにしたとどこかで見た記憶があります。買った状態ではリアフックの下にブレードのスプリットリングがついているのですがそれだと引っ張った時に針が邪魔になってブレードの回転を妨げてしまいそうなので針が下になるように付け替えています。ブレードが下であることに何か意味があるのかもしれませんが、なんとなく。

アフレイドフロントプロップ

フロントプロップでリアブレードなのでキワモノっぽいです。私もそんな感じで、しばらくボックスの肥やしになっていました。もったいないので使ってみて出しどころを感じなければ処分しようと思って使ってみると目からうろこで、自分が欲しかった使い方ができるルアーであることが判明しました。

ルアーが泳ぐ層は浅めです。使い方次第では多少深い場所も狙えそうでしたが、アフレイドならではの使い方は浅い場所を泳がせる使い方だと思います。私が思うアフレイドの最大の利点は浅場を狙えるルアーでゆっくり使っても巻き抵抗が強いことです。浅場をゆっくり使えるルアーならシンペンもありますが、シンペンは巻き抵抗が無いので波や風の影響を受けやすいです。シンペンは巻き抵抗が無くて操作感も分かりづらいので荒れた状況では難しいルアーですが、アフレイドはプロップとブレードの抵抗があるのでルアーの存在感を感じやすいです。ルアーの抵抗でブレーキになるので糸を張った状態で操作することができて多少の波風でもルアーのコースや泳層を維持できます。

使いどころは波が盛り上がって走るような遠浅のサーフです。離岸流の間の真横の流れが波打ち際にできていて、その沖が浅くなっている場所とかもいい感じです。ミノーを使うとどうしても底をかいてしまう浅い場所だとなおアフレイドの性能が生きると思います。そういう場所はヘビーシンペンの出番でもあると思いますが、ヘビーシンペンとの使い分けは上で書いた使いやすさとアクションの質以外ならルアーのスピードの違いです。アフレイドの方がゆっくり誘えます。ゆっくり誘えながら、ブレードの抵抗で糸にテンションをかけて張ることができるので多少の波風にも強いです。ただルアーの泳層が浅いので波が砕けるような状況では他のルアーの方が使い勝手がいいです。遠浅で波が砕ける状況では釣れないかもしれませんが。

河川のシーバスでも使える泳層だと思います。重量があるので橋脚にぶつけたら砕けそうなのでそこは気をつけないといけません。着水音も大きくなるので狙いたいスポットの向こうに投げる必要があります。沈下速度が速いので流れに乗せて弧を描くような流し方は難しいかもしれません。着水点と自分の立ち位置の間の直線のどこかを狙いたいスポットにする必要がありそうです。

アフレイド背中

プロップとブレードの引き抵抗しか手元に伝わってこないので、違和感があれば魚か底か障害物に触れたということになります。引き抵抗の変化も分かりやすいので流れの強弱なども分かりやすいです。着水点から任意の水深まで沈めて(浅場狙いなのでそんなに深くない)ルアーの抵抗を感じる速さで巻いて、底に当たるなら巻き速度を若干速めます。リップが無くて頭の頂点から水平姿勢でゆっくり真っすぐ泳ぐので根掛かりにはめっぽう弱いです。硬い感触が伝わってきた時はヒヤヒヤします。

飛距離は27gのジグミノーよりは飛ばないけど、全く飛ばないから話にならないと感じるような飛距離不足は感じません。部品が多いので回転してしまうこともありますがそれをコントロールして使いこなして浅場をゆっくり誘う利点の方が大きいと思います。

同じビーチウォーカーのリボルトもリアにブレードがついていますが全く別のルアーです。リボルトはブレードが水をつかみにくいので水深が深くないと使えません。ダイワのモアザンシャロースピンとブルーブルーのシャルダスがアフレイドと近い使い方ができるかもしれません。

アフレイドはフロントにプロップがついていたり細身のミノーシェイプだけど他のブレード系ルアーと同系統ととらえて、その遠浅サーフ特化ルアーと考えるとしっくりきます。引き抵抗があるのでルアーの位置を把握しやすいルアーですが背中の視認性をよくするとより私のような初心者抜け出したくらいの中級者は使用感が良くなります。

タックルはサーフ系やライトショアジギング系の道具立てなら違和感なく使えると思います。細身のルアーでキャスト時の抵抗が自重ほど大きくならないので若干柔らかめの竿でも投げられると思いますが、他のルアーも使うことを考えると20から上が適正の竿の方がいいと思います。ルアーの抵抗をより感じたいのなら竿先が柔らかい竿がいいですがそれに特化すると遠方でアタリがあった時のアワセミスなどが起こることも考えられるのですべてに完全対応できる道具は中々ありません。

リールは巻き抵抗を感じたいのならハイギアリールをおススメします。今のリールでアフレイド程度の巻き抵抗のルアーがしんどくて巻けないということは無いので、巻き始めの軽さが欲しいとか、巻いている時に大物が掛かった時に巻く手を止めずにアワセの動作も行いたいなどのこだわりがなければ3000番前後のハイギアです。ダイワとシマノの違いはトヨタかホンダかニッサンかみたいな違いだと思います。

糸はサーフなのでメインPE1号前後でリーダーは5号前後で青物が釣れるようなら太くして対応するようにすればいいですが、フロントプロップの都合でフロントアイがねじ込み式のヒートンになっているのでその強度がどのくらいあるのか若干の不安があります。通常なら抜けることはないですが何かの拍子にぶつけてひびが入っていたりしてそれに気づかず使っていたらすっぽ抜ける可能性もなくはないです。

糸とルアーとの接続は結び替えがめんどくさいのでスナップを使っていますが、余計な絡みを少なくしたいのなら直結の方がいいかもしれません。ルアー本体が動いて波動を出すルアーではないので直結でも動きはそんなに変わらないと思います。若干ルアーのゆらめきが抑えられてしまうかも。

なんだか2022年4月時点でホームページのカラーラインナップがすごく少ないので悲しいです。

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